エンディングノートアプリの共有方法と注意点
「エンディングノートを書いたのに、家族が誰もその存在を知らなかった」
そんな話を聞いたことはありませんか?
せっかく時間をかけて書いたノートも、いざというときに見つけてもらえなければ意味がなくなってしまいます。
この記事では、エンディングノートアプリを使って家族と安心して共有するための方法と、気をつけたいポイントを順を追って説明しますね。
エンディングノートを家族と共有するべき理由とは
エンディングノートは「書いて終わり」ではなく、「届けるところまで」がセットです。
共有しないまま放置してしまうと、いざというときに家族が困ってしまうことも少なくないんですよね。
せっかく書いても見つけてもらえなければ意味がない
エンディングノートを書いている人は増えていますが、実は「どこに保管しているか家族に伝えていない」というケースがとても多いです。
紙のノートなら引き出しや本棚にしまってあるかもしれません。
でも、家族がその場所を知らなければ、ノートの存在自体に気づかないまま手続きが進んでしまいます。
口座情報やパスワードのヒント、葬儀の希望など、あなたが残したかった大事な内容が届かない。
これは本当にもったいないことです。
共有のタイミングは元気なうちがベスト
「まだ早いかな」と思う気持ちは自然なこと。
でも、判断力がしっかりしている今だからこそ、冷静に伝えられるんですよね。
体調を崩してからだと、伝える気力がなくなってしまうこともあります。
認知症や急な入院がきっかけで、ノートの話をするタイミングを逃してしまう方も少なくないです。
元気なうちに「こういうノートを書いているよ」と一言伝えておくだけで、家族の安心感はまったく変わります。
共有しておくと家族の負担がぐっと軽くなる
いざというとき、家族は短い期間でたくさんの手続きをしなければなりません。
銀行口座の確認、保険の手続き、葬儀の手配。
どれも「本人に聞きたいけど聞けない」状況で進めることになります。
エンディングノートが共有されていれば、家族はあなたの希望を確認しながら動けるので、迷いや後悔が減ります。
「お母さんはこう書いてくれていたから」と、家族が納得して進められる。
それだけで精神的な負担はかなり軽くなるものです。
エンディングノートアプリで共有する3つの方法を比較
エンディングノートアプリには、家族と内容を共有するためにいくつかの方法が用意されています。
それぞれメリットと気をつけたい点があるので、順番に見ていきましょう。
クラウド共有型アプリは便利だけど注意点がある
クラウドに保存するタイプのアプリは、家族をアプリに招待するだけで内容を共有できるものがあります。
「わが家ノート」のように、認知症診断や死亡報告をきっかけにノートが開示される仕組みを持つアプリもあります。
とても便利ですが、注意してほしい点がひとつ。
個人情報がインターネット上のサーバーに保存されるということです。
口座番号やマイナンバーの保管場所など、かなりデリケートな情報を預けることになるので、そのアプリの運営元やセキュリティ体制は必ず確認してみてください。
データ書き出しで家族に渡す方法もある
アプリによっては、書いた内容をファイルとして書き出せる機能がついています。
書き出したファイルをUSBメモリに入れて渡したり、メールで送ったりする方法ですね。
この方法なら、ふだんはインターネットに情報を預けずに済みます。
ただし、渡したファイルの管理は家族に任せることになるので、「どこに保存してあるか」を伝えておくのがポイント。
意外と見落としがちですが、ファイル形式が家族のスマホやパソコンで開けるかどうかも事前に確認しておくと安心ですよ。
PDF出力して紙で共有するという選択肢
デジタルに慣れていない家族がいる場合は、PDFで出力して印刷するという方法もあります。
紙なら特別な知識がなくてもすぐに読めるので、年配のご家族にも渡しやすい。
モシモのエンディングノートにはA4のPDF出力機能があるので、印刷してファイルに挟んでおくだけで共有が完了します。
ただし紙の場合、内容を更新したら印刷し直す手間がかかります。
「年に一度は印刷し直す」など、タイミングを決めておくとよいかもしれないですね。
共有するときに気をつけたい個人情報の守り方
エンディングノートには、銀行口座やパスワードのヒントなど、とてもデリケートな情報が含まれます。
共有の方法を間違えると、思わぬトラブルにつながることもあるので、ここはしっかり押さえておきましょう。
ネット上に保存されるアプリは情報漏洩のリスクがある
多くのエンディングノートアプリは、入力した情報をインターネット上のサーバーに保存する仕組みになっています。
サービスの運営元がしっかりしていれば大きな問題にはなりにくいですが、万が一の情報漏洩やサービス終了のリスクはゼロではありません。
「ネットに個人情報を預けるのはちょっと不安」という方は、お使いのスマホやパソコンの中だけにデータを保存するタイプのアプリを選ぶと安心です。
モシモのエンディングノートはすべてのデータが端末の中だけに保存され、インターネット上に送られることが一切ないので、この点を気にする方にはぴったりだと思います。
共有する相手と範囲を事前に決めておこう
エンディングノートの内容をすべて一人に見せるのか、項目ごとに分けて伝えるのか。
これは意外と大事なポイントです。
たとえば、財産に関する情報は配偶者に、葬儀の希望は長男に、デジタル関連は詳しい孫に、というように分けて伝える方法もあります。
誰に何を伝えるかを先に整理しておくと、共有するときにスムーズです。
全部を一度に共有しようとすると、受け取る側も情報量が多くて戸惑ってしまうもの。
「まずはこの部分だけ見てね」と段階的に伝えるのもひとつの方法ですよ。
ローカル保存なら自分で管理できる安心感
データが自分のスマホやパソコンの中だけにあるなら、情報の管理は完全に自分の手の中にあります。
ネットに接続しなくても書けるし、誰かに勝手に見られる心配もありません。
共有したいときだけ、PDFに出力して手渡しすればいい。
この「自分でコントロールできる」という感覚が、大事な情報を扱うときには何より安心感につながるんですよね。
エンディングノートの共有で失敗しないための準備リスト
ここまで共有の方法と注意点を見てきましたが、実際に始める前にやっておきたい準備があります。
慌てずに進められるよう、ポイントを整理しておきましょうか。
まず書く項目を決めてから共有を考える
「共有しなきゃ」と焦る前に、まずはノートの中身を充実させることが先です。
書く項目は、最初から全部埋める必要はありません。
基本情報、金融関連、デジタル遺産、葬儀の希望、家族へのメッセージ。
このうち、書きやすいものから1つ2つ埋めるだけで十分です。
モシモのエンディングノートならダッシュボードで入力の進み具合が見えるので、「次はどこを書こうかな」と迷わずに進められます。
全部揃ってから共有しようとすると、いつまでも始められない。
まずは書き始めて、ある程度まとまったら共有するという流れがちょうどいいと思います。
家族に保管場所と開き方を伝えておく
ノートの内容を書き終えたら、次は「どこにあるか」「どうやって見るか」を家族に伝えるステップです。
アプリの場合は、どの端末に入っているか、アプリの名前は何か、開くときにパスワードが必要かどうか。
これだけ伝えておけば、いざというときに家族が困りません。
紙に印刷している場合は、ファイルの置き場所を具体的に伝えましょう。
「リビングの本棚の上から2段目」くらい具体的だと、探す手間がなくなります。
口頭で伝えるだけでなく、メモを一枚書いて財布や通帳と一緒にしておくのも確実な方法ですよ。
家族に安心を届けるエンディングノートの第一歩を踏み出そう
エンディングノートを家族と共有するには、クラウド型アプリでの招待、データの書き出し、PDF印刷の3つの方法があることを見てきました。
どの方法を選ぶにしても、個人情報の保管場所と共有する相手を先に決めておくことが大切です。
「ネットに情報を預けたくない」「もっと手軽に始めたい」という方には、モシモのエンディングノートが合っているかもしれません。
ログインもアカウント登録も不要で、書いた内容はすべてお使いの端末の中だけに保存されます。
完璧に書き上げてから共有しようと思うと、なかなか動き出せないもの。
まずは1項目だけ書いてみて、「こういうノートを始めたよ」と家族に伝えるところから始めてみませんか。