相続準備のやることリスト|必要書類を整理|今すぐ始める一歩|基礎から応用まで徹底解説
「相続の準備って、いつから始めればいいんだろう?」
そう思いながら、なんとなく後回しにしていませんか?
「まだ自分には早い」「元気なうちは考えたくない」という気持ち、とてもよく分かります。
しかし実は、準備が遅れるほど家族に負担がかかってしまうことが多いのです。
この記事では、相続の準備でやることを順番に整理しながら、今日から始められる小さな一歩をお伝えします。
相続の準備はいつから始めればいいのか

「相続」という言葉を聞くと、なんとなく縁遠いテーマのように感じますよね。
でも実際のところ、準備のタイミングを知っておくだけで、いざというときの家族の大変さがずいぶん変わります。
「まだ早い」と思っているうちに手遅れになるケースがある
相続の準備が必要だと気づくのは、多くの場合、身近な人を亡くしたときです。
残された家族が通帳や保険証書を探し回ったり、どの銀行に口座があるのかも分からないまま手続きを進めなければならない、そんな状況は決して珍しくありません。
裁判所の司法統計によると、遺産分割事件の約75%は遺産額5,000万円以下の家庭で起きているとされています。
財産が多い少ないに関わらず、準備をしていないことがトラブルの原因になり得るということです。
「うちは大した財産もないから大丈夫」と思っていると、手続きの複雑さや家族間のすれ違いに気づいたときには、手遅れになっていることもあります。
準備を始めるタイミングは「元気なうち」が正解
相続の準備は、体も頭も元気に動けるときに始めるのが一番です。
病気や認知症になってからでは、書類を整えたり意思を伝えたりすることが難しくなります。
50代、60代はまだまだ現役で動ける時期で、実際にこの年代で準備を始める方が増えています。
早めに動いておくことで、後から「あのとき始めてよかった」と思える場面がきっとやってきます。
相続準備と終活はどう違うのか
「相続準備」と「終活」は似ているようで、少し意味が違います。
終活とは、自分の人生の締めくくりに向けて、身の回りを整えていくこと全般を指します。
葬儀の希望を決めたり、お墓のことを考えたり、思い出の品を整理したりすることも終活の一部です。
一方で相続準備は、その中でも「財産や権利を誰にどう引き継ぐか」に絞った取り組みです。
しかし、実際には両方をあわせて進めていく方が多く、どちらか一方だけを考えるよりもスムーズに進みます。
「終活の一部として相続準備もやっておく」というイメージで始めると、取りかかりやすいと思います。
相続の準備でやることを順番に整理しよう
何から手をつければいいか分からないと、なかなか動き出せませんよね。
ここでは、相続準備の流れを順番に見ていきましょう。
まず自分の財産を把握することから始める
相続準備の第一歩は、自分が今どんな財産を持っているかを書き出すことです。
「財産」というと難しく聞こえますが、銀行口座、保険証書、不動産の権利書、株や投資信託などを一覧にするだけで十分です。
大切なのは、家族が見てすぐ分かる形にしておくことです。
口座の数や保険の種類を整理しておくだけで、手続きにかかる時間が大きく変わります。
まずは手元にある通帳や証書を集めて、一枚の紙にまとめてみるところから始めてみてください。
遺言書や家族への伝言を残しておく
財産の把握ができたら、次は「誰に何を渡したいか」という気持ちを形にしておきましょう。
法的な効力を持つ書類として「遺言書」がありますが、書き方にはルールがあり、形式が間違っていると無効になることもあります。
専門家(司法書士や弁護士)に相談しながら作成するのが安心ですが、まずは気持ちを書き留めておくだけでも大きな意味があります。
「財産のことはこう考えている」「家族へのお願い事がある」という思いを言葉にしておくと、家族が迷わずに済みます。
法的な遺言書とは別に、気持ちや希望を自由に書き残せるエンディングノートを活用する方も多いです。
デジタル機器やネット上のアカウントも忘れずに整理する
最近とくに大切になってきているのが、スマホやパソコンの中に残るデータの整理です。
スマホのロックが解除できなければ、中に入っている写真も連絡先も取り出せません。
また、動画配信や音楽アプリなどの月額サービスは、亡くなった後も自動的に引き落とされ続けることがあります。
実際、こうしたデジタル関連の手続きに家族が困るケースは年々増えていて、「デジタル遺産」として社会的にも注目されるようになっています。
スマホのロック解除のヒント、よく使うアカウント、月額サービスの一覧を書き出しておくだけで、家族の負担がずいぶん軽くなります。
家族が困らないために今できる小さな一歩

ここまで読んで、「やることが多そう…」と感じた方もいるかもしれません。
しかし、一度に全部やる必要はなく、少しずつ積み重ねていけば大丈夫です。
情報をまとめておくだけで家族の負担が大きく変わる
相続が発生したとき、家族がまず困るのは「情報が分からない」ことです。
どこに何があるのか、誰に連絡すればいいのか、どんな手続きが必要なのか。
これらが分からないまま動かなければならない状況は、精神的にも体力的にもとても消耗します。
逆に言えば、情報をまとめておくだけで、家族の負担はかなり減らせます。
銀行口座の情報、保険証書の保管場所、緊急連絡先、葬儀の希望。
こうした情報が一か所にまとまっていれば、家族は迷わず動けます。
「何を残せばいいか分からない」という方は、まず「自分が急に倒れたとき、家族が困りそうなことは何か」を考えてみると、書くべき内容が見えてきますよ。
エンディングノートを活用して記録を残す方法
情報を一か所にまとめる手段として、エンディングノートはとても使いやすいです。
書く項目がある程度決まっているので、「何を書けばいいか分からない」という迷いが少なくなります。
モシモのエンディングノートは、スマホやパソコンの中だけでデータを管理できる無料のアプリです。
基本情報、口座情報、スマホのロック解除のヒント、月額サービスの一覧、家族へのメッセージなど、相続準備に必要な項目がひととおり揃っています。
ログインやアカウント登録が不要なので、開いてすぐに書き始められるのも大きな魅力です。
入力した内容はインターネット上に送られることなく、自分のスマホやパソコンの中にだけ保存されるので、安心して利用できます。
紙とデジタル、どちらで管理するのがよいか
紙のノートとデジタルのアプリ、どちらにも良いところがあります。
紙のノートは、パソコンやスマホが苦手な方でも気軽に書けて、家族が見つけやすいという安心感があります。
一方でデジタルは、書き直しや追加が簡単で、情報が増えても管理しやすいのが利点です。
どちらが正解ということはなく、自分が続けやすい方法を選ぶのが一番です。
「デジタルで書いて、PDFで印刷しておく」という使い方も、実はとても便利です。
モシモのエンディングノートにはPDF出力機能があるので、デジタルで書いて紙でも手元に残す、という両方のいいとこ取りができます。
相続準備でよくある疑問
準備を始めようとすると、いくつか気になることが出てきますよね。
ここでは、よくある疑問を3つご紹介します。
遺言書がなければ相続はどうなるの?
遺言書がない場合、法律で定められたルール(法定相続)に従って財産が分けられます。
配偶者や子ども、親など、誰がどれくらいの割合で受け取るかは、法律で決まっています。
ただし、実際には「誰がどの財産を受け取るか」を家族で話し合って決める必要があり、全員が合意できないとトラブルになることも少なくありません。
遺言書があれば、故人の意思を尊重した形で進めやすくなります。
「特定の人に特定のものを渡したい」という希望がある場合は、遺言書の作成を専門家に相談することをおすすめします。
財産がそれほど多くなくても準備は必要?
財産の多い少ないに関わらず、準備は大切です。
相続で揉めやすいのは、実は財産が少ない家庭のほうが多いという調査結果もあります。
財産が少ないほど、「誰がどれをもらうか」という話し合いがシビアになりやすいからです。
また、財産の多少よりも「情報がまとまっているかどうか」のほうが、家族の手間に直結します。
預金口座が一つだけでも、その情報がどこにあるか分からなければ、手続きに時間がかかります。
「うちは関係ない」ではなく、「だからこそ早めに整理しておこう」と考えると、一歩が踏み出しやすくなりますよ。
エンディングノートと遺言書はどう使い分ければいい?
この二つは、役割が大きく異なります。
遺言書は法的な効力を持つ書類で、「誰に何を渡す」という指示を法律的に有効な形で残せます。
一方でエンディングノートは、法的な力はありませんが、自由に気持ちや希望を書き残せます。
「葬儀はこうしてほしい」「お墓はここにしたい」「家族へのメッセージ」など、遺言書には書きにくいことを伝えるのに向いています。
両方を組み合わせるのが理想的で、「法的なことは遺言書、気持ちや希望はエンディングノート」と使い分けると、家族にとって分かりやすくなります。
相続の準備は「家族への最後の贈り物」になる
「相続」という言葉は重く聞こえますが、突き詰めると「家族が困らないように、今できることをしておく」という、とてもシンプルなことです。
財産の把握、情報の整理、気持ちを言葉にすること。
どれも難しいことではなく、少しずつ積み重ねていけるものばかりです。
少しずつ整理を進めていくなかで、モシモのエンディングノートは、記録をまとめる場所としておすすめです。
ログイン不要・完全無料で、開いたらすぐに書き始められます。
準備を整えておくことは、自分自身の安心にもつながります。
まずは今日、自分の銀行口座の数を数えてみるだけでも立派な一歩です。
ほんの少しの行動で、家族にとってかけがえのない安心につなげてみませんか?
